結婚式と家族写真の出張撮影 HIROMI PHOTO

遺影写真について思うこと

投稿日:2012年1月23日

先週、私の行き付けの美容院の先生のお父様が急に亡くなられ、お通夜に行きました。お線香を上げさせて頂いた後、その遺影の写真は、以前私がお孫さんの初宮参りの時に撮影させていただいたものだとお聞きしました。
みなさんから「遺影の写真、とても良い表情ね」と言ってもらったそうです。

お父様は前日まで普通に生活を送られていて、本当に急に逝ってしまわれたそうで、残されたご家族は気持ちの整理もつかないことと思います。…うまく言葉にできないのですが、せめて、お父様の優しさが表れた写真を、私が残す機会を与えてもらえてよかったなと思いました。

普段のお父様は、帽子をかぶったり、サングラスをかけていることが多く、仏頂面をしていることが多かったとご家族の方はおしゃっていましたが、お孫さんを抱いている時にはとっても嬉しそうで、優しいおじいさまの表情でした。

自分の祖父が他界した時にも思ったのですが、残された家族が毎日仏壇に手を合わせて見る遺影写真が、この先ずっと変わることはないんですよね。だから遺影写真はピントの甘い小さな写真から無理矢理引き伸したものではなく、できれば毎年、お誕生日や結婚記念日など、日にちを決めて、大好きなお洋服を着て撮れたらいいな〜と思うのです。

毎年撮影の日に、昨年からの1年を元気に過ごせたことに感謝し、これからの1年も楽しく過ごせるように、何か目標を立てられてもよいと思うのです。

これまでは“遺影写真”と言うと、その大切さをわかっていながら、縁起でもないような気がして、「ご自分の為にも家族の為にもきちんと残しておいた方がいいですよ」となかなか提案できずにいたのですが、自分も年を重ねたことにより、やっとここまで書けるようになりました。

足腰が弱って写真館まで出向くのが大変な方も、私でよければご自宅まで出張撮影いたします。また料亭や旅館などで長寿のお祝いをされる場合にもお伺いできますので、お気軽にお問い合わせくださいね。ご家族みなさまとの集合写真ももちろん撮影させていただきますが、カメラを意識させない、リラックスしたお一人ずつの表情もご歓談中にたくさんお撮り致します♪