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*「湯河原中学校を安全な場所へ」署名と拡散のお願い*

投稿日:2012年8月30日

今日は写真の話題ではなく、湯河原町のこども達の将来のために、皆様のお力をお借りしたくて記事にしています。

写真は、現在県から借りて利用している、湯河原中学校の校舎と、その周辺の様子です。海際の埋め立て地に建つ、築30年以上の旧湯河原高校を、湯河原中学校として借用しています。(平成21年〜現在)

昨年の震災以来、あの場所で本当に大丈夫なのだろうか?と、ずっと気にかけ、友人と共に、できるだけ教育委員会や町議会、議会報告会などにも足を運び、お話を聞いてきました。
また、県知事にも生徒の安全を第一に考えた対応をして下さるようお願いのメールを送っておりましたが、……。

現時点では700名近くが安全に避難する方法は、3階に上がる以外にないと考えられていて、その方法で本当に生徒の命が守られるのか、保護者の間からも不安の声が多く上がっています。

教育委員会、教育長、町長、議会の議員さん達が、保護者の声に耳を傾けてくだされば良いのですが、一部の議員さんを除いては、残念ながら期待ができないと感じました。

もはや町外の皆様や、専門家の先生のお知恵とお力もお借りしないと、生徒達を守れないのかもしれません。

今年の7/9の保護者説明会の席でも、以下のような意見が保護者から出たにもかかわらず、その後の説明や報告もないまま、町はこの9月に県から海際の土地の買い取りを行おうとしているのだそうです。

—–以下抜粋です。—–

Q25「3/11の震災以来、海岸沿いに学校を建設するような自治体は全国的に見ても無いと思います。文科省の提言でも、海岸沿いには建てないようにとされている事ですし、危険な状況にある学校は速やかに移転する事が好ましいとされているのに、町の教育委員会が何で逆方向にベクトルが向かないのか、不思議でしょうがない。どうしてこども達の命を守るために、まず教育委員会が行動をしないのか納得ができません。」

Q26「3/11の震災を経験して、日本全国民の価値観が変わった中、未曾有の津波や震災が起きた後に、海岸線に今から学校を建てますか?絶対に建てないですよね。それと同じ事を、買い取りという方法でしようとしているのではないのですか?」

A「先ほど、地域政策課が説明しましたように、中学校の建物が7メートルにあります。津波高が6、8メートルですので、絶対的に危険と指定されたものではないと認識しています。」

Q29「大規模改修工事(屋上にフェンスを設置する事等)も、こども達の安全を考えている事は理解できますが、それ以前に、もっといろんな方法があるように感じます。例えば少子化傾向の中で、10億、20億という多額の予算で校舎を買い取り改修するのであれば、新校舎を建てるか、湯小、吉小を一体化してどちらかを中学校にするとか、いろいろな方法があるんだと思います。そういうふうに何件か本当に考えて検討したのかお聞きしたい。別に教育委員会を責めているんじゃなくて、思いをすくい取ってもらいたいんです。」

A 「その件につきましては、議会の中に教育施設のあり方等調査特別委員会が設置されましたので、そこで、さまざまな角度から意見交換をしていくことになっています。」

Q37「今すぐに屋上のフェンスがほしいことはみんな理解しています。それにしても、あの土地に何十億もかけてしまったら、あそこに通う生徒の命も預けるというのは、ちょっと理解し難い部分があります。それが自腹だとして、そのフェンスがほしいがために何十億もの借金をするのが疑問で、みなさんそう思っているはずです。町として一番いい方向に話を進めていくことが大事だと感じています。アンケートでの自分達の気持ちをくみとってもらいたいことと、町にとっても、親にとっても、住んでいる人にとっても、将来その負債を抱えていくことになるんですから、それだけの価値があるのかどうか、もう一度白紙にした状態で考える事はできないでしょうか?」

A 「先ほどから申し上げていますように、教育委員会ではその権限は持っていません。」
———-

等のやりとりがあり、会場からは時折大きな拍手が沸き起こりました。その他の質疑については、湯河原の子どもの未来を考える会/7月9日保護者説明会をぜひご覧下さい。

この日の参加者は、わずか70名程です。町民のほとんどの方が、この実情を知らないまま、旧湯河原高校取得契約が進められようとしていることに、本当にびっくりしました。

ちなみに、平成9年には、台風による高潮で、こんなに波をかぶっていたのだそうです。

私も、この事実を何とかして多くの町民の方々にお知らせしなければと思い、旧湯河原高校買い取りを差し止め、湯河原中学校を安全な場所に移転する署名運動のお手伝いをしています。

署名はネットからもできます。町外の方、県外の方、お子様でも可能です。
よろしければ、こちらのページ下からご協力をお願い致します。期限は8/31までとしておりましたが、議会への追加提出が可能なことがわかり、9月末まで延長する事にしたそうです。

そして、既に署名にご協力をしてくださった皆様、本当にありがとうございます♪厚かましいお願いですが、どうかご友人や知人、職場の皆様にもこのことを伝えて、湯河原の子ども達が安心して学べるよう、さらにお力を貸していただけないでしょうか?ひとりでお願いに回るには限りがありますが、賛同して下さった方々が更に伝えていただけたら、きっと大きな力になると信じています。
チラシや署名用紙も、代表から少し預かっておりますので、ご協力いただける方はお声かけいただけると嬉しいです。

私達も街頭に立ち、署名活動ができないかどうか、あちこちに許可を求めているところですが、先日はOKだった小学校前での署名運動も、公道ということで、明日予定していた分は実施ができなくなりました。
町内の小、中学校や保育園、幼稚園で、チラシを配ったり、署名運動ができれば手っ取り早いのですが、それもNGなのだそうです。地域毎に回覧板で隈無く知ってほしいとも思いましたが、それも許可が必要なのだとか…

メディアに取り上げてもらえたら話が早い、と考えたのは私だけではなくて、すでに仲間のKさんやTさんが「噂の東京マガジン」や、東京新聞などに、チラシや取材の依頼を郵送済みだそうです。
私も先日メールでお願いをしました。

また、シェアしていただくことによって、防災の専門家の方々の目に止まり、この買い取りが白紙に戻される事を心から願っています。

今日は16時から17時半まで、国道135号線沿いのエスポットさん入り口で署名活動を行います。そして、明日も同じ時間帯に、小田原百貨店湯河原店さんの入り口付近で署名活動を行います。署名の許可を出して下さった両店と、既にご協力をいただいたヤオハンさんや、その他のお店や事業所の皆様にも心からお礼を申し上げます。