いわさきちひろ展30日まで
投稿日:2009年8月29日
平塚市美術館でいわさきちひろ展が開催されていることを新聞で知っていたのだけれど、なかなか行くことができず、昨日こども達を強引に誘い行ってきました。笑
ちひろさんの描くこどもの優しい表情が好きで、前からファンだったのですが、今回は、こどもを撮るカメラマンとしても、ちひろさんの作品から刺激を得たいと思っていました。
会場にはちひろさんの肖像写真も飾られていて、その表情がとても柔らかくて、まるで少女のようで、ちひろさんが描くこどもの目と、ちひろさん自身の目が同じ優しさを持っていました。よく、「写真には撮影者自身が表れる」と言われるのですが、絵の世界でもそうなんだなと感じました。
それから作品の合間に、とても印象的なちひろさんの言葉がありました。
「大人というものは どんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。」と。
私はというと、いつも誰かに愛してもらいたくて……主人にも、こどもにも、自分に関わる全ての人達に愛してもらいたくて、でもそれが叶わないからもがいていて…。
年齢だけは立派な大人なんだけれども、全然大人になりきれていないと悟ったひとことでした。
展示スペースを全て見終わった後、今日の感動を忘れたくなくて、いくつかポストカードを購入しました。「五つぶのえんどう豆」や、「一五夜の月」、「バラにかくれる子ども」などです。
展示終了(8月30日)が迫っているため、来場者も多く、品切れも出ているそうで、下の「お姉さんとあかちゃん」や、「ランドセルをしょって並んで歩く1年生」のポストカードは残念ながら手に入れることが出来ませんでした。
見る人の心を優しく包む、いわさきちひろさんの原画を、ぜひ皆さんも見に行ってみて下さい。