結婚式と家族写真の出張撮影 HIROMI PHOTO

製造中止は仕方ないけれど

投稿日:2009年1月23日

静思

今日の記事は楽しい内容ではないので、嫌な方はスルーしてくださいね。

先月上旬に、あるメーカーの、革製のブックタイプの写真立てを注文していたのですが、なかなか商品が届かずやきもきしていました。もしかしたら、取り次いでくれた町の写真店さんが発注を忘れているのかしら?なんて心配もしたのですが、それは無く、お店の担当者さんも入荷が遅いのでメーカーに連絡を入れてくれたとの事。師走だったので、海外で生産している商品は入荷が遅れてしまっているのだろうかと想像しつつ、お客様にもお詫びの連絡を入れ、じっと待っていたのでした。

ところが、年明けの10日も過ぎようとする頃、発注してくれた方から申し訳なさいっぱいに、注文した商品が製造中止であることを伝えられました。その時はもう目の前が真っ暗になりそうでした。お客様はサンプルで置いてあるその写真立てをとても気に入られていて、「もし、もう一種類の写真立ての方に変更してもよろしければ、早く納品出来ると思いますが、如何致しますか?」とお聞きした際も、待ちます!とおっしゃってくださったんですよ。

メーカーが商品の仕様変更を行ったり、製造中止するものが出て来てしまうのは、致し方ない事だと思うんです。問題は、それを再三発注側が確認して、ようやく(1ヶ月もかかって!)入荷する事は無いのだとわかった事。正直とてもがっかりしました。そのメーカーに直接クレームの電話を入れようかとも考えました。だって私はもちろん、お客様も、時間はかかっているけれども、商品は届くと心待ちにしていたのですから。

けれどもメーカーに文句を言ったところで、欲しい商品は手に入らないんですよね。お店で親切に対応してくれたお姉さんの顔も潰したくはなかったので、すぐに他のメーカーで代わりの写真立ての注文をした後、秋葉原や小田原のカメラ店で、製造中止になったその商品が店頭に無いか探し歩きました。結局見つける事は出来ずに代わりの写真立てに収めて納品しましたが、今後、先のメーカーからどんなに魅力的な商品が発売されたとしても、多分私は使用を避けるでしょう。

私の仕事も、失敗は許されないお仕事だと毎回真摯に取り組んでいるつもりです。人間のやる事ですから、当然完璧などあり得ません。問題や失敗が起きそうな時、また起こしてしまった時、どう対応するのかが本当に問われているのだと思います。今回の件で私も心を痛め、お客様にもご迷惑をおかけしてしまいましたが、私に出来る最善の事は尽くしたつもりです。そしてこれからもそうしていくつもりです。

愚痴になりそうな長文に、最後までおつきあいくださりありがとうございました。

〜撮影データ〜
ニコンD700
AF NIKKOR 50mm/1.4D
絞りF16 シャッタースピード 1/320秒 
ISO 200 オートホワイトバランス