1/4の奇跡〜本当のことだから〜
投稿日:2014年7月13日
こんばんは。出張カメラマンの米山ひろみです。
昨日は「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」という自主上映のドキュメンタリー映画を友人と見てきました。
4分の1の奇跡とは…
『マラリアとの長い闘いの歴史を持つアフリカには、ある一定の割合で、
マラリアにかかりにくい「強者の遺伝子」を持つ人がいる。
しかし、「強者の遺伝子」を持つ人が生まれるとき、高い確率で、
そのきょうだいに重い障害を持つ人も現れてしまう。
その確率は、4分の1。
4人の子どもが生まれた場合、必ずそのうち1人は、重度の障害を持つという事実。
つまり、人間がマラリアとの生存競争に勝つためには、
マラリアにかかりにくい「強者の遺伝子」だけでなく、
重い障害を引き受ける「弱者の遺伝子」も必要だった――。
生きる価値がある命とは何か。
生物の多様化とは何か。
「強者が生き残り、弱者は淘汰される」そんな定説をくつがえす、意外な実験結果。
病気や障害が、私たちにとって必要だということを、
各界の第一人者がわかりやすく解説。
養護学校教諭と障害児らとの感動実話も満載!』
上記は、絆を結ぶ会さんから引用させていただきました。
映画の題名にもなっている“1/4”については、前回の上映会後に予告編を見ていたので、特に驚く事もなくすんなり入ってきたのですが、養護学校の大ちゃん(原田大助さん)の詩が心に響いて、涙が止まりませんでした。
いくつかここでもご紹介させて頂きますね。
僕だってそこに“ある” “ある”ものはみんな大切なんや
葉っぱだって 石ころだって そこにあるだけで 心を動かす力がある
それが “ある” ということなんかな
僕が生まれたのには理由がある
生まれるってことには
みんな理由があるんや
僕は僕やから 大切にできる。
僕は僕やから がんばれる。
僕は僕やから 好きになれる。
戦車と兵器とピストルと… いらんもん何でつくるんやろ
そして、大ちゃんが書かれた文字は見つけられなかったのですが、
「戦争は地震じゃないから やめられるはずやろ」
という詩が、一番心に残りました。
本当に大ちゃんの言う通りで、大人がもっとしっかりして、こどもたちが安心して暮らせるような社会にしなければいけないのに、そういったことに無関心であったり、どうせ自分1人では何も変えられないと諦めてしまったり…
自分の意見を外に発信してゆくのは、とてもエネルギーがいるし、当然の事ながら、みんなが自分と同じ考えではないので、議論や衝突することが怖かったりもするのだけれど、だいちゃんやかっこちゃん(山元加津子さん)を見習って、自分がいいなと思った事、伝えたいと思った事は、ちゃんと伝えていこう!と、勇気をもらいました。
いつも素敵な映画を企画上映して下さるふかざわ旅館さんにも感謝です。
今日も私の拙いブログをお読みいただき、ありがとうございました。