結婚式と家族写真の出張撮影 HIROMI PHOTO

プチ写真講習会を終えて〜まとめ〜

投稿日:2014年1月31日

こんばんは♪
結婚式と家族写真の出張カメラマン、米山裕美です。

一昨日、「体育館の中で、こどもの動きをぶらさずに写真を撮るにはどうしたらよいか」という内容で、広報委員の方々と90分程勉強会を行いました。

インフルエンザが流行り出していたこともあり、何名か欠席となり、参加してくださった方々が後で教えてあげる事になっているそうです。
そこで、私も今後の為に、簡単ではありますが少しまとめておこうと思います。

まずは、暗いところでの撮影データの参考になるようにと、過去に撮影した写真をピックアップして、六つ切りサイズに引き伸し、それぞれの撮影データも添付して一緒に見て頂きました。

201308_141s

ISO800 絞りF2.8 シャッタースピード1/100秒 フラッシュなし

これは、地区の八幡神社の社務所の中で撮ったお写真です。朝の8時過ぎ頃なのですが、外は雨も降っていたので暗めでした。
なので、ISO感度を上げて絞りも開け気味で撮影しています。

ちなみに、絞りを開けるとは、絞りの数値を小さくする事です。

201307_147s

ISO1600 絞りF4 シャッタースピード1/80秒 フラッシュなし

こちらも八幡神社の境内で撮った写真です。日も暮れた後なので、ISO感度はさらに上げて撮っています。
またピントの合う範囲を、開放絞りよりも少し深くしたかったので、ここではF4に設定しています。

201306_227s

ISO800 絞りF3.5 シャッタースピード1/250秒 フラッシュ有り

こちらは、勉強会を行ったのと同じ体育館の中での写真なので、外付けのストロボを使用していますが、機材の使い方さえマスターすれば、このような写真を撮るのも夢ではないです♪

ただし、今思えば、感度を1600に上げて、その分シャッタースピードをもう一段早い1/500秒にしたほうが良かったのですが、まずはその場で写したいと思ったものを撮る事がとても大事なので、もし現場で失敗したかな?と思うような写真があっても削除しないで下さいね。

ちょっと暗いかな?と思うような写真でも、写真屋さんで色調整をしてもらうと、明るく綺麗な写真に仕上がる場合も多々あります。
また、お時間がある方は、ご自分で画像処理に挑戦してみるのもよいかもしれませんね。

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ここから少しだけ話が逸れますが…
私自身は主人の影響で写真を始めました。
最初に持ったカメラが、一眼レフのフルマニュアルカメラで、NEW FM2という名前の小さくてかわいいやつです。

主人の勧めで、写真を始めたばかりの頃から、リバーサルフイルム(フイルムよりも適正露出の許容範囲が狭い)を使ったりもしていたので、絞りやシャッタースピードを自分の頭で考え、適切な値で写さないと、現像してもまともな写真にはなりませんでした。

そのおかげで、今はほぼマニュアル露出で撮影していて、それが苦にもなりませんが、さすがに広報委員の方々に
「さあ、今日からあなたもマニュアル露出で撮りましょう!」と言ったらドン引きされそうなので、
今回はとっかかりやすい「絞り優先オート」に挑戦してもらうことにしました。

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実際に行った順序としては

1 ブレには2つの要因があることをお話しました。

まず1つ目は、撮影者自身がシャッターボタンを押す時に起こしてしまうブレです。
これを防ぐには、カメラを構える時には脇を締め、息も止めて、シャッターボタンを半押ししてピントを合わせてから、さらにそっと深く押すようにします。

三脚や一脚を使用するのもブレを防ぐのに有効です。

2つ目のブレ、「被写体ブレ」を防ぐには、シャッタースピードを早くする事で対応します。

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2 ISO感度を上げる→今回はまずISO感度を1600に設定してもらいました。

*ISO感度を上げると、シャッタースピードを速くしてブレを抑えることができます。

*ただし、ISO感度を上げると写真にざらつきが発生することがあるので、必要以上に上げすぎない。

*撮影が終わったら、ISO感度の値を元に戻す事を忘れずに。

ちなみに私の場合は、いつもISO感度を400に戻すようにしています。普段ご自分が室内で撮る事が多いか、屋外で撮る事が多いか?それによって、良い場面に出会った時にすぐにシャッターが切れるように感度を設定しておくとよいと思います。

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3 絞り優先オートフォーカスモードに挑戦!

1の「ISO感度を上げる」だけでもだいぶ改善が見られたようなのですが、せっかくなので挑戦してもらいました。
ただし、コンパクトデジカメの中には、この絞り優先モードがない機種もあるかもしれません。

余談です。
コンパクトデジカメの事は詳しくないので、今回も取扱説明書を持って来てくださるようにお願いしたのですが、説明書がどこにいったかわからない方や、紙の説明書ではなくCDで解説する機種もあったりと、コンデジの方をフォローするのはなかなか難しいなと私も勉強になりました。

さて、本題に戻りますね。
「絞りはレンズに入る光の量を調整する仕組みがあります。」

レンズの絞り羽根を動かして、実際にレンズを通る光の量の変化を見て頂いた後に、それぞれのカメラ“絞り優先モード”に設定を変え、絞りの数値を一番小さくしてもらいました。

ここでの補足として

*ズームレンズの場合は、望遠側よりも広角側の方が、開放絞り値が小さい場合があるので、暗い場所でそのようなレンズを使用する時には、広角側で撮るようにするとよい。

*絞りには「ピントの合う範囲を調節する」機能もあるので、手前から奥までピントの合った写真を撮りたい時には、絞りの値を大きくする。(F8やF11など)
ただし、絞りの値を大きくすると、シャッタースピードが遅くなり、ブレやすくなるので、三脚や一脚を使ったり、場合によってはISO感度をさらに(3200などに)上げて撮るようにする。

*走っている人の動きをブラさずに撮るには、1/500秒よりも速いシャッタースピードが良いです。
絞り優先モードであっても、撮影時にシャッタースピードがどのような値であるかは、ファインダーの四隅をよく見ると表示されているので、速い動きを写し止めたい時には、1/500秒よりも遅くならないように設定してみて下さい。

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4 人物が思ったような明るさで撮れない時には、露出補正!

一昨日の広報委員さん達はとても熱心で、次から次へと質問が飛んできました。
その中の1つがこれです。
「後ろは明るいんだけど、撮りたい人物の顔が暗くなってしまうんです」

そんな時は「露出補正」機能を使ってみましょう。
露出補正ボタンは、[+/-]こんなマークが付いている事が多いです。

上記のような場合は、まずは+1になるように設定してみます。
それで、もっと明るくしたいなら、+1.5とか+2に変えて行けばいいのですが、その場合、シャッタースピードが遅くなってしまうので、ブレが起きていないか、液晶画面を拡大して確認してみてください。

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このようにして、少し説明をさせていただいては、実際に設定を変えて写真を撮ってもらい、これまでのカメラ任せのオートモードとの違いを実感して頂きました。

10時半〜12時までお時間をいただいていたのですが、終了の時間になってもまだ質問は尽きない感じでした。

今回は、一度切りの講習会で伝える内容を考えやってみましたが、運動会など屋外での撮影や、スイーツの撮影などに興味のある方もいらしたので、希望される方は何度でも、好きなコースに参加できるような方法もよいかも知れないなぁ〜と、今後の写真教室開催に向けて、私自身もとても勉強になりました。

参加して下さった皆様はもちろん、わたしのつたないブログを最後までお読みくださった皆さま、ありがとうございます♪

〜 追記 2014.6.28 〜

写真のプライベートレッスンは、

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* カメラのオートモード以外使ったことがない方
* 一眼レフカメラを購入したけれど使い方がよくわからない方
* 撮りたい場面が上手く撮れないとお悩みの初心者の方

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上記の方を対象に、単発で、ごく基本的な事をお伝えしています。

毎週決められた曜日や時間にはなかなか通えないという方や、小さなお子さんがいらっしゃる方でも、
ちょっと聞いてみたいな〜と思った時に、気軽に頼めるように、1回ずつのレッスンにしています。

写真の個人レッスン料金は、1回約90分、3500円で承ります。
2名様以上のグループレッスンは、お1人2500円にて承ります。
カフェ等での飲食代は、ご自身の分だけご負担ください。

なお、土日祝日や七五三のシーズンはお受けできない場合もあります。ご了承下さい。
初回のフォトレッスンは、カフェやファミレスなどで行う場合が多いですが、2回目以降は撮りたい物に合わせて場所を設定する場合もあります。

まずはご希望の日時を教えて下さい。
また、どんなカメラをお使いになっているのかと、具体的に困っていることを先にお知らせ下さい。
コンパクトデジカメの方でも、取扱説明書をお持ちでしたら、お悩み解決の為にお手伝いさせていただきます。

ご質問&お問い合わせは、HIROMI PHOTOお問い合わせフォームよりお待ちしております♪